在シドニーのナチュロパス、前田アンヌのブログ です


by naturopathic_view

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「最近、急に体臭が強くなって困っているんです」という25歳の女子大学生Aと、
「自分の腋臭がもうちょっと自分でどうにかできたらうれしい」という37歳の肉体労働男子Bが
同じタイミングでクリニックに現れた。

人間だから体臭はあってあたりまえなれど、臭いの認識と許容範囲は人それぞれ。
実際に臭いかどうかはさておき、ある人の体臭を快ととるか不快ととるかは個人の好みも大きな決定権を持つ。

さて、うえの二人のケースをそれぞれとってみると、同じ体臭の悩みでも理由に大きく違いがみられた。

Aの場合、肉食と加工食品が大きな要因であると同時に、心理的パニック=極度のストレスに襲われるととたんに腋臭が強くなるというもの。
大学の課題に追われるなか彼氏と破局し、感情的には切羽詰まっており、ジャンクフードをやけ食いしたのが始まりだったらしい。

一方Bのほうは、加工食品はいっさいとらず菜食主義のオーガニック男子。
化学物質敏感肌でスキンケアも完全ナチュラル派。
ライフスタイルで原因は特定できなかったものの、「オヤジも似たようなにおいがする」ということで遺伝の要素強しとみた。
ためしにTシャツを軽く嗅がしてもらったが、ひと嗅ぎして「こりゃホルモンかな」とピンときた。

すごく個人的な印象なので他人には理解不可能かもしれないけれど、豚骨ラーメンスープに甘みを加えたような匂いがするのだ!

Bは心身ともにものすごく健康で、これといって問題はない。
聞いてみたところ、前の彼女と別れて1年半、この間セックス歴はなく現在も彼女募集中とのこと。
体臭が若干強くなるのもこの辺りに関係ありそうだ。

恋する相手が欲しい場合、嫌われたら大変とデオドラントに気を使うのはわかる。
でも、自分の存在感を示すために体臭を強める動物的な作用って、人間にも、特に男子にはあるんじゃないかと思うのだ。

「彼女ができたら少し安定するかも」と、Bに気の長いアドバイスをしたところ、
「できる以前に誰も寄り付いてこないです、これじゃ」と返された。

そりゃそうなんだけど、私とて気休めで言っているわけではない。
最近の研究によれば、女性は自分と身体的肉体的互換性のある男性の体臭を嗅ぎ分ける力があるらしいとわかってきた。
望ましい相手との受精ができるよう、排卵のピークにその反応は最も高まるらしい。

相性がいい場合、多少の体臭はたいして関係なくなるものなのだ。

ところでAのTシャツも嗅がしてもらったが、こちらは私の鼻が拒否反応を示した。
悪い油の混じったにおいがするのだ。
その日から、フライドチキンやフィッシュ&チップスなどのテイクアウトはいっさいやめてもらい体内クレンジングを開始。
さらに液体ハーブでストレスを軽減するなどして約3週間。
フラットメイトに「臭くなくなったんじゃない?」と言われるまでになった。
実際彼女の洗濯物は以前よりにおわなくなったのだ。

Bにもハーブとサプリメントは処方したが、市販のデオドラントが使えない彼のため手作りできるレシピを教え、しばらくトライしてもらうことになった。
その後すぐ、彼にはガールフレンドができ、手作りデオドラントで充分満足できている様子。
再診の必要もなくコンサルティングは終了した。

ちなみにBに教えたレシピはこちら:

クリエイティブセラピーのナチュラルデオドラント だいたい100mlできあがります。

ウォッカ おおさじ1
好みでローズマリー、タイムなど抗バクテリア効果の高い精油
オーガニックラベンダーのフラワーウォーター 90ml
重層こさじ1

100mlのスプレーボトルに全部をミックスするだけ。
よく振ってから適量使います。

さらに効果を高めたい場合は抹茶を小さじ1/2加えるといいのですが、服に着くと染みになるので注意!

パウダー派は重層とコーンスターチを半々に混ぜたものを脇の下にパフするという手もあります。


マザーアースメールマガジンコラム「ナチュロパスの耳」より抜粋
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by naturopathic_view | 2012-03-12 12:16