在シドニーのナチュロパス、前田アンヌのブログ です


by naturopathic_view

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Eleutherococcus senticosus シベリア人参

メディカルハーブとしての効果

1.ストレス適応能力

 血液の損失、ショック/トラウマ、手術、放射能や有害物質にさらされること、
 化学物質によって誘発されたがん、ナルコティックス等のドラッグ、寒さ/暑さ
 などからうける精神的身体的ストレスに対して個人の適応力を上昇させる

 長期/短期ともに効果的。

 〈アクションのメカニズム〉
 ストレスホルモンを生成分泌する副腎皮質の過機能を抑制し、その肥大や萎縮を妨げる
 副腎皮質におけるアスコルビン酸の枯渇を防ぐ
 血液中の糖の調整→高血糖/低血糖ともにバランス

2.免疫機能

 末梢血中の白血球、細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、B&Tリンパ球の数を上昇させる
 インターフェロンの生成を上昇させる

免疫機能に関わる働きは、副腎皮質への働きかけによって間接的におこなわれるので、
他の免疫系のハーブとはそのプロセスにおいて違いがあります。

注意:シベリア人参は韓国のものとは別物です。人参系なので刺激はありますが、
よりマイルドで鎮静効果が高く、脈拍や血圧に対する作用もほとんどありません。
ただし、処方薬を飲んでいる方、循環器系疾患と病歴のある方は、
服用前にかならず専門家にコンサルトしてください。

12歳以下のこども、授乳中、妊娠中、リウマチなどの自己免疫性疾患には、
シベリア人参は服用しないこと。

体内で感染が起きている場合、たとえば風邪やインフルエンザには服用しないこと。
症状が治まって回復したなと思ったらハーブの服用OKです。
 
研究で効果を出しているのはアルコールで抽出されたリキッドエクストラクトもしくは
有効成分の単体抽出液、もしくは高い服用量の錠剤です。
日本で入手できる濃縮液をグリセトラクトに溶かしたエキスや乾燥ハーブは、
比較するとかなりマイルドな効果になると思います。

それでも毎日少しずつ服用することで、なかなかの効果を上げることは出来ると思います。
韓国の人参で頭が痛くなる人は、むしろシベリア人参が良いかもしれません。

シベリア人参はシングルで服用してもそこそこの効果はありますが、
個人の体質や疾患に併せて他2、3のハーブと混ぜて使うと、
体内でキックインする時間を短縮させることが出来ます。

服用量の高いハイドースハーブなので、乾燥ハーブを使う場合は
パッケージに書いてあるよりも長時間煮だします。

たとえば、寝る前に2時間ほど煮出し、火を止めてからそのまま朝まで放置し、
翌日から漉して飲みます。一日3、4回が目安。

寝る前に飲んだら頭が冴えて眠れなくなっちゃった!という方もおられるかも。
マイルドとはいえ一応人参なので、そういう人は寝しなに飲むのはやめましょう。

個人的にこのハーブには常にお世話になっています。
一般的にストレスを感じる状況のときはたいてい使える便利なハーブです。
引越、クリスマス、お正月、結婚、離婚、手術、受験や試験前、介護疲れ、夫婦喧嘩、
講演前ですごく上がっているときも、、、、。
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by naturopathic_view | 2011-03-21 11:18 | Coffee, Tea, or Me
3月11日に東日本を中心に起きた大震災で被災されました方々に
心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

災害から6日経過してなお、東北では救助救援活動が続けられており、今この瞬間にも多くの人々が
生命維持の困難に直面している状態です。

シドニーにいて直接の被害に遭わなかった自分ではありますので、己の無力さを痛感せずにいられません。

私の東京の家族は直接の被害は免れたものの、母方の親族は福島県に点在しており半数と未だ連絡も取れない状態です。
高齢のため老人ホーム住まいの、一番仲のよい叔母はもちろんインターネットの知識もなく
おそらくホームに缶詰状態で、多くの居住者とともに食料を含む物資の不足を余儀なくされているはずです。

被災者の救援活動も続行中で被害の全貌も明らかでないけれど、震災による復興経費など経済的損失の
分析がすでに始まっており、グローバル経済のシビアさも感じざるを得ません。
日本人にとってのダイレクトな悲劇と、世界が受け止める悲劇には温度差があるのかもしれません。

そんななかで、私が住むオーストラリアのたくさんの人々が日本の状況について、心を痛めてくれていることも感じます。
行く先々で、友人はもちろん知らない人からも「大丈夫なの?」と言葉を寄せられる毎日です。

日本のために、共に祈ってくれる人々が、世界にはたくさんいるのです。

復興について話すのは、まだ早いかもしれません。
でも、直接の被害を受けなかった自分に出来ることは、日本の経済復興にベストを尽くすこと、
今自分に出来ること、なすべき仕事を、100%こなしてゆくことなどだと思っています。
そして、それが間接的に、日本を引っ張り上げる力になると信じています。

日本はきっと大丈夫です。
みんなで一緒にしっかりやっていきましょう。
今この瞬間から。

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「ラザニア騒動」

上の写真は震災以来食欲減退の私を見かねて、ハウスメイトのNが焼いてくれたベジタリアン・ラザニア。
というと、聞こえはいいのだが。

イギリス人の彼にとっては超他人事である日本の災害であり、聞くに堪えない毒説コメントまで展開するNに、さすがの私も切れた直後のこと。

自分が悪いと知りつつ謝れないNは、食べ物で私を操ろうという魂胆である。

何が食べたい?何でも作るから、と聞かれ、どうせあんたには作れないわよ、
と思いつつ「ベジタリアンでも食べられるラザニア」と意地悪でリクエストしたのだ。
しかも「今夜はヨガにいくからディナーは9時半以降じゃないと無理」とあえてよけいなことをするな的クギをさしたにもかかわらず、家に帰るとテーブルの準備が整っていた。

ちゃんと私の帰りを待っていてくれたのである。

素直じゃない性格って、ほんとに損だ。
大丈夫?何か出来ることある?とストレートに声がかけられるなら、なにもラザニアまで焼かなくてもいいのだ。

でも、こうしてよけいなエネルギーを使っている姿が、なんだか憎めないNである。

ラザニア美味しかったよ、ごちそうさま。
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by naturopathic_view | 2011-03-17 10:53 | Coffee, Tea, or Me

一緒に暮らそう

アカの他人と暮らすには、なかなかのコツがいる。
はじめからすんなり行くことはむしろ少なくて、多少の行き違いにあたり、
一緒に解決してゆくことで、できたコブを少しずつならしてゆくことが多いのではなかろうか。

シェアが当たり前のオーストラリアでも、ハウスメイトとのつきあい方は人それぞれ。
借りてきた猫のようにおとなしく暮らす人もいれば、住人全員でべったりディープに暮らす人も。

Nと私が暮らし始めて2週間が経過。
今までの経歴も性格も180°反対であり、Nはナチュラルのかけらもない喫煙者である。

はじめのうちは、お互い譲り合う努力もし、助け合う気満々だが、
1週間もたつと気心も知れ、プライベートな話もするようになり、おいおいだれてくる。

2週間目には接近しすぎて息苦しくなり、自然な距離を置くようになってきた。
蜜月は過ぎたのだ。

でも、本当のコミュニケーションはこれから始まる。

毎日快適でハッピーに暮らすために、彼にとって必要なことは何だろう?
なによりも、この家が100%リチャージできる場所であるために、自分に取っては何が大切なんだろう?

私が必要なこと、彼が必要なこと、2つに違いがある事をお互い理解しているだろうか?

すべての偶然は必然、という言葉が本当だとするなら、今ひとつ屋根の下をともにすることの意味は何なんだろう?
ここで自分は何を学べるのだろう?自分が与えることの出来るものは何なんだろう?

お互いわかっているという思い込みがあると、あとで痛い思いをすることもある。
素直に聞いてみよう。

「あのね、わたし思うんだけど、、、、、」

お互いにとっての小さな幸せ、時間をかけてわかり合いたい。
人の深さを知ることは人間の面白さを垣間みる瞬間でもある。
なんだか見逃したくない、大切な瞬間だ。
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by naturopathic_view | 2011-03-10 22:24 | Coffee, Tea, or Me

峠の我が家

新しい我が家は,パディントンのハブから少し外れた静かな通りにあるテラスハウスである。

うなぎのように細長い廊下にそってベッドルームが3つ並び、狭いリビング、キッチン、バスルームとトイレを経て中庭へと続く。
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100年以上も前に建てられた古いデュプレックスで、中庭には大きな木が気持ちのいい木陰をつくり、鳥、コウモリ、ポッサムが夜な夜な集う。

というと聞こえはいいが、オーストラリアの古い家は機能的には出来ていない。
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かつてオーストラリア最大のスラム、今はヤッピーを中心にシドニーの裕福層が多く住むパディントンだが、たいていは美しい昔ながらの外観を残したまま中は機能的にリノベーションが施され、住みやすく居心地のよいつくりになっている。

ところが我が家の大家は家にお金をかける気ゼロ。
キッチンをのぞくほとんどすべてが1940年代当時のまま、フロアはオリジナルのまま残されている。
良く言えばアンティーク、人によってはお化け屋敷と思われても否定できない。
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しかし、クリエイターである現在の住人/ハウスメイトの男子Nはうまい具合にセンスのいい家具を配置し、自分のアートコレクションを飾り、独自の空間に作り上げている。
お化け屋敷なりの風情をうまく使っていて、それはそれでいい感じなのだ。
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機能はともかく、日本ではあまり見られない面白い空間にしびれ、私はここを借りることを即決してしまった。
自分に取っては予算ぎりぎりの家賃であるが、パディントン育ちの友達に言わせると「お値打ち!」
ということで、ホッ!

今のところマスターベッドルームはNが、小さめの部屋に私が入り、真ん中の部屋は彼のがらくた倉庫となっている。
『もったいなくないか?』という話になり、
『じゃあ二人で使う書斎にしよう』ということになった。

書斎付きならますます安い。
しかも彼はポッツポイントにある自分のショップ/オフィスで朝から晩まで仕事しており
家は独り占め状態である。

住むところが決まったら、今度は自分のオフィスを探さなくては、、、、。
でもなんだかうまく行きそうで、ひそかにわくわくの今日この頃なのだ。
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by naturopathic_view | 2011-03-07 16:06 | Coffee, Tea, or Me
コーヒーがオーストラリア人にとって、こだわりの一品であることは間違いがない。

ただし、彼らが好むのはアメリカ式のドリップコーヒーではなく、
エスプレッソベースのイタリアンコーヒー。

「ダブルエスプレッソのレギュラーラテを豆乳で、でも泡立てミルクをトップに載せて」とか
「無脂肪乳でカプチーノ、でも普通よりミルクはちょっぴり多め、トップのココアは大盛りね」とか
個人の好みがとてもうるさい。

世界に進出するSバックスも、実はその業績においてオーストラリアではあまりふるわない。
それというのも、この国が求めるのは味だけでなくカフェカルチャーそのものであり、
日本の喫茶店のごとき近所のいこいの場であり、自分だけの「マイカフェ」スペースなのだ。
均一に整ったチェーン店でこの空間を埋めることは難しい。

人気カフェのバリスタは、顧客の名前も好みも覚えていて、独自のハウスブレンドでおいしいコーヒーを作ってくれる。
バリスタによっては顧客の傾向に併せて、午前と午後でロビュスタとアラビカ豆の配合を変えたりもするらしい。
たとえば朝はカフェインと苦み強め、午後はマイルド、というように。
近頃ではフェアトレード、オーガニックコーヒー豆を扱うカフェも増えてきた。

この国のルーツが英国にあるにも関わらず、イタリア顔負けのカフェカルチャーが根付いているのは
40〜50年代の東西ヨーロッパ移民、特にイタリア人の功績が大きい。

イタリアは大戦ですべてを失いながらも、イタリアン・カフェカルチャーにおいてはかろうじて
オーストラリアの侵略に成功した、というジョークがかわされるほど。

シドニーにはライカートというイタリア地区があり、小さなバールやカフェから
有名レストランに至るまで「そこだけイタリア!」感を味わい尽くすことが出来る。

でもライカートに行かなくても、おいしいエスプレッソはシドニーのほとんどどの街でも、
いやオーストラリア中で楽しめる。

私自身、新しい家に引っ越して、荷物の整理も終わらないうちから気になるのは、
家から一番近くて美味しいカフェはどこか?
居心地は?
サービスは?

何しろカフェは街と自分をつなぐ大切な居場所、おろそかにできないマイスペースなのだから。
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サリーヒルズのほかポッツポイント、ボンダイにも支店がある人気カフェ  room 9 のカプチーノ
ここのブレックファーストパニーニもおすすめ!
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by naturopathic_view | 2011-03-03 12:00 | Coffee, Tea, or Me