在シドニーのナチュロパス、前田アンヌのブログ です


by naturopathic_view

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ぐっすり眠りたい人に

このところすっかり夏らしくなってきて、今週は日中の気温が30度の日が続いています。
そんなおり、我が家の庭ではヴァレリアン Valeriana officinalis の花が咲き始めました。

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ヴァレリアンの種は撒く前に一晩水につけて水を吸わせておきます。
発芽に日数がかかって、もう蒔いたことも忘れた頃に発芽しました。

ヴァレリアンの薬効成分は根に集中するので、根に栄養を行き渡らせたい場合は、(かわいそうですが)花を含めた先端をカットします。
これで秋には太った根が収穫できるというわけですね。

催眠と鎮静作用のあるヴァレリアンですが、ドライでもリキッドでも主要な薬効成分は長持ちしないので有効期限内に使い切ることが大切です。
まあ、気持ち?効果はまだ残っているかもしれませんが。

さて、この薬効成分は水にも溶けるので、インフュージョンでも十分効果が得られます。
ヴァレリアンのみでも効果はありますが、メリッサ、ホップス、パッションフラワーなんかと混ぜるのもよし。

ちなみに上記のドライハーブをティーバックにつめてバスタブに放り込み、熱すぎないお湯に適度につかるとすっかりリラックスできるうえ、眠た〜い気分に。

バスタブで眠り込まないようにしましょうね。
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by naturopathic_view | 2008-09-24 15:16 | メディカルハーブ

今日はゴミの日

ゴミというのは日々どんどんたまっていくが、クリニックのゴミは主に広告主体の紙である。
サプライヤーやサプリメント/ハーブの製造業者が次から次へと送ってくる新商品のサンプルとその広告、新しい研究やリサーチのサマリー、セミナーの通知、セミナーハンドアウト、ニュースレターなど、紙だらけ。

このような紙が毎日郵便でどっさり送られてくる。
これらにざっと目を通し、ほとんどはリサイクルにまわす。

さて、メールによる印刷物の削減を実施している心あるサプライヤーは信じられないが1〜2社のみである。
広告は送ってくれないように送り主に依頼しても、来る。(オーストラリアでは人の話を良く聞かない人は多い)

自分にとってはナチュロパシーと環境問題は切り離せない問題だが、そうは思わない業者はたくさんいるし、どのように会社の方針や倫理を保つかはもちろん私の口出しする問題ではない。

しかし、徹底的なマーケティングで特定の消費者にアピールする売れる商品を作り(例えば更年期障害のこの症状に効く、とか)、商品の質は顧みずヘヴィーな広告で売りまくる業者は多く、これには懸念を抱かずにはいられない。

「TVで宣伝している**ビタミン剤を買って飲んだけれど、全然効かなかった。代替医療は効果がない」
こんなコメントは本当に多いのだ。
これは業界全体にネガティヴに響く。

広告が今日もどっさり来て、リサイクルへ直行していった。

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ここがクリニック、たまったゴミをごっそりリサイクルに出し、ブックケースにスペースが出来ました!
ゴミは場所をとるものですね。
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by naturopathic_view | 2008-09-15 11:24 | クリニック

バナナンバナナ

去年庭に植えたバナナが巨大に育ち、ついにバナナが木になりなじめました。
濃い紫色のタケノコみたいなのがすくっと出てきています。
この紫の部分が一枚ずつむけると、中からまだ青いバナナたちが!

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もっと皮がむけたところ。
バナナってこんなふうになるものだったんですね。
初めて知りました。


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ちなみにタケノコみたいな部分の先端は、タイ人の友達にあげたのですが「これはサラダにするとおいしいの」ということです。
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by naturopathic_view | 2008-09-08 18:19 | Coffee, Tea, or Me
先日、オーストラリアの大学付属のクリニックで学生ナチュロパスの問診を受けて、散々な経験をされたという方のコメントを頂いたので、この話の流れでちょっと投稿をしてみたい。

大学付属の臨床クリニックの学生ナチュロパスに共通しているのは、経験がないからプロとしての自信がまだ育っていない、ということだろう。
テキスト通りのプロトコルをまず試そうとするし、クライアントの扱いも不慣れである。
前にも触れたと思うが、養成校での4年間は私生活がほとんどないし、学費などの経済的な負担と勉強のストレスで、クリニックの生徒のほとんどは精神的身体的慢性飽和状態だ。

こういうディスアドヴァンテージは低料金とスーパーヴァイザーがカバーし、なるべく良い経験を積めるよう学生を指導する。
よって、スーパーヴァイザーの善し悪しはものすごく大きい。
たまに、上記のような残念なケースが起こることもあるが、そんなときはスーパーヴァイザーに直接交渉をするのがベストであると思う。

自分に合うセラピストを見つける、というのは非常に難しいものだ。
これは、いい医者や歯医者を探すことからヘアスタイリストやエステティックサロンに至るまで、言えることである。

選んだセラピストが家の近所で、プロとして信頼ができ腕が良く良心的な値段設定をしており、しかもお互いに気が合う、これなら何の問題もない。
でも、こういう仕事人って、探さないとなかなか出会えないのが現実ではないか?

ある特定の仕事につく限り、皆それぞれ一定の基準を超えるトレーニングを受けているわけで、スタンダードそのものにはほぼ問題はないはずだ。

それでも実際に仕事人として職場に出た時、違いは出る。
ナチュロパスとて例外ではない。

いいナチュロパス、そうでもないナチュロパスを最終的に決定するのは、本人自身の人生と仕事に対する姿勢に他ならないのだ。

たくさんの臨床経験を積むことは結果を出すためには重要であるが、人と信頼関係を築けるかどうかは本人の人と向き合う能力いかんであろう。
これは語学能力の問題でもない。

一般的な向き不向きというのは若干あるかもしれない。
自分自身が精神的にハイメンテナンスなタイプはこの仕事には向いていない。
自分を癒すのに忙しいのに、他人の治療まで手が回るわけがないからだ。

さて、私自身、自分が良いセラピストかどうかはわからない。
評価はクライアントが決めるのだ。
良く出る時もあれば悪く出る時もある。

改善率の高さも、必ずしも重要とは限らない。
クライアントは、どれだけ自分がケアされているかを見る。
そのナチュロパスにどれだけ知識があるかを試しにくるのではない。

自分が人としてのモラルと倫理に基づいて、ナチュロパシーを通じ社会と人々に貢献していきたいという、はっきりとした意思があって初めてこの仕事ができる。
ナチュロパスは人そのものを扱い、病気を扱わない。
これは開業するようになって、やっとその意味が分かるようになった。

4年間死ぬほど勉強して、やっとの思いでディプロマを得ても、卒業から5年後にナチュロパスとして独立開業し生計を立てることが出来るのは、卒業生全員のうちたったの5%だ。

この仕事は卒業してから、すべてが始まる。
しかも美しい仕事では、ぜんぜんない。
思えば学生のころの自分は甘かった、、、。
あの先生の授業は良いとかひどいとか、文句を言っていれば良かったのだ。

今は文句が言えない代わりに、初診の問診前に私はいつも神様にお祈りをする。
自分の最前が尽くせますように、良いコンサルテイションになりますようにと。
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by naturopathic_view | 2008-09-05 22:32 | クリニック