在シドニーのナチュロパス、前田アンヌのブログ です


by naturopathic_view

カテゴリ:ジェイミー∙オリヴアー関係( 2 )

ちょっと前のはなしになるが、プラスティネーション技術を使って献体を保存し展示する「Body World 人体の不思議」展を憶えておられるだろうか。
この展示の開催者グンター・フォン・ハーゲンス Gunther Von Hagensはその後BBCテレビで人体解剖の公開ライブ番組を製作、そのTVシリーズ 「人体解剖マニュアルGunther' s ER」は今年オーストラリアでも放映され話題を呼んだ。

このTVシリーズを見たことのある人はお分かりと思うが、彼は本物の死体をTVで解剖し講義をするのである。
初めて見る人はびっくりする。
番組を巡る論争はさておき、意表をつく番組であることは間違いない。
このグンターとジェイミーが一緒に番組を制作したのが Eat to Save Your Lifeなのだ。

番組では、健康的な食事なんか考えたことも無い18人の男女が登場。
好きなものを好きなだけ食べて今日まで生きてきた人々である。
人種、年齢、体型も様々で、特にシリアスな病歴もない。

ジェイミーはワンステップずつ、彼らの体内で本当は何が起きているか実験で明らかにしていく。
加工食品やジャンクフードの原料も添加物も、容赦なく明らかにしていく。
間違った食生活により、特に消化器系の臓器がどのように変化するか健康な献体と比較して見せて行く。

そしてグンターは、最終的に心不全で死亡した男性(肥満∙糖尿病∙高血圧∙高脂血症の病歴がある)の遺体を用意、解剖しながら、まさに「死ぬまで食べる」とはどういうものなのかを説明するのである。

ジェイミーは加工食品中心の食生活による害を、塩、精製糖、脂肪、食物繊維の少ないか多すぎる摂取量とその影響に絞り込んでいるので、栄養学の知識が全くない人でも解るように番組は作られている。

ヴィジュアルインパクトはあるが人を脅かす目的で作られた訳はなく、ではどのように現状を改善が出来るか、そしてその結果寿命がどれだけ延び人生の質が向上されるかをうまくデモンストレーションしているのだ。

さて、言うまでもないがオーストラリアでのこの番組の放映は高視聴率と共に反響を呼んだ。

今年アメリカを抜いて肥満体国堂々1位のオーストラリア、自分たちの健康を真剣に考えないと、将来の国民健康保険制度の雲行きが怪しくなっている今、病気貧乏は人ごとではない。

ジェイミーのアプローチは彼の新番組でもつづく。
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by naturopathic_view | 2008-07-23 19:57 | ジェイミー∙オリヴアー関係
日本でも人気のあるイギリス人有名シェフ、ジェイミー∙オリヴァーの新番組が来週からオーストラリアでも始まる。
タイトルは、Jamie's Fowl Dinners (ジェイミーの家禽ディナー)。

この人の凄いところはTVシリーズで得た知名度を、徹底して人を助けるために使っているということで、完全に他の有名シェフたちとは一線を引く。

25歳以下のドラッグ中毒/無職/ホームレスの若者たちにシェフとしてのトレーニングを与え、更正と自立のチャンスを与える Fifteen Foundationの設立。

公立小中学校の給食の粗末さを改善するため、自らキッチンに立ち、新鮮で加工食品を使わない手作りの給食を提供し始め、最終的に当時の首相ブレアとの給食改善会談にまで持ち込んだ。

上記のプロセスはどれもリアリティTV化され大ヒット、ジェイミーは豪欧米では今や単なるシェフを超えて圧倒的な支持を得ている。

彼は有機栽培の穀物、野菜、果物、近海でとれた魚、有機農法の肉と卵などによる新鮮な手作り食の熱心な提唱者だ。
間違った食生活が現代のUKに与えている影響をよくわかっているだけでなく、現状を改善するために動き出したのだ。

それが今度の新番組 Jamie's Fowl Dinners。
予告を見ただけで彼が次にTVで何をしようとしているか、だいたいわかる。
完全に度肝を抜かされた。

シリーズに先駆けて彼の特別番組 Eat to Save Your Life(生きるために食べよう)がちょうど今夜、オーストラリアで放映されたのだが、これもにもびっくり。

何を隠そう私もジェイミー∙ファン、このシリーズを見た感想はブログにくまなく投稿して行く予定。

ちなみに今チェックしたらEat to Save Your LifeはYouTubeでも見ることが出来ました。先駆けて見てみたい人はチェックしてみてください。
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by naturopathic_view | 2008-07-16 23:48 | ジェイミー∙オリヴアー関係